2018年の「猫ぞろぞろカレンダー」の挿絵として特別に制作していただいた版画です。「死者の日」というのはメキシコやラテンアメリカ諸国で行われている故人を偲ぶお祭りで、11月1日と2日に行われ、日本のお盆のようなしめやかさとは全く無縁の賑やかなものです。さて、猫たちが偲んでいるのは自分たちが食べてしまった魚でしょうか？蝋燭や死者の花とされるマリーゴールドをあしらって一応それらしく祝っていますが、本音は「もっと沢山食べたい」的なものだと思われます。
山福朱実さんはイラストレーター＆絵本作家としていままで数々の作品を発表してきました。自らを「植物教の敬虔な信者」と呼ぶ山福さんの画は種が芽吹き、花が咲き、動物たちが踊り、生命がにょきにょきと育っていく命の喜びにあふれています。また、「生まれて以来猫を切らしたことのない環境に育ったため、猫は身構えなくてもごく自然に描ける」ということで当店の猫カレンダーにも実に魅力的な猫たちが登場しています。このシリーズは印刷ではなく、1枚1枚作家が心を込めて摺り上げた木版画です。その素朴で味わい深い作品をどうぞご堪能ください。
＊発送は補償付のゆうパック（80サイズ）のみとなります。

＊山福さんグッズは下記からも販売されています。
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