「青いこねこ　プフ」というタイトルです。美しい白い毛皮と緑の目が自慢のこねこ、プフ。ある退屈な日、お友達と遊びたいと思ってもみんな相手にしてくれません。そこで彼が思いついたことは…。カロリーヌ・シリーズの前身、Les albums rosesの中の1冊で気取り屋のしろねこプフの仔猫時代を描いた本です。動物たちの可愛さを余すところなく伸び伸びと描いたこの小さな絵本は挿絵も可愛く、さらに小口は赤でぬられるなどお洒落なつくりになっています。50-60年代の本は貴重なヴィンテージ絵本と言えるでしょう。
カロリーヌ・シリーズはピエール・プロブストによるフランスでロングセラーの絵本。彼は1955年から娘シモンヌや飼い犬をモデルにこの物語を書き始めましたが、これらの本はフランスだけでなく世界中の子どもたちをとりこにし、日本語版も出版されています。小さい頃このシリーズをお読みになった方には懐かしい絵本ではないでしょうか。