【売切】L’histoire de l’homme racontée par un chat(フランス語)
※小口や天に点々と細かいシミがありますが、中は綺麗です。ビニールカバーが掛けられていますが、セロテープが変色しているところがあります。
日本語訳としては「猫が語る人間の歴史」とでもいいましょうか、フランスの歴史学者ジェラール・ヴァンサンによるユニークな視点の歴史ユーモア・小説(エッセイ風フィクション)です。
表向きは「シャム猫語から(人間の言葉に)翻訳された」という設定になっており、アケナトン(Akhénaton)という名の非常に聡明で観察眼の鋭い一匹の猫が、人間の歴史や習性を独自の視点から語る形式をとっています。 まるで漱石の『吾輩ハ猫デアル』ですね。(それにヒントを得た本なのかもしれません)
内容としては、
- 猫の鋭い爪(情報源)による人間観察:語り手である猫のアケナトンは、自らを「歴史家」と称し、古代エジプトのファラオの時代から現代のパリに至るまで、時空を飛び越えながら人間の歩みを振り返ります。
- 人間の弱さや本質への風刺:人間たちの性愛、恋愛、戦争、暴力、意地悪さ、そして神への恐怖や死への不安などを、エピソードと博識(エリュディシオン)を巧みに交えながらユーモラスかつ辛口に描き出します。
- 「猫の知恵」から見た人間:アケナトンは「人間には動物的、あるいは人間的な美徳がほとんど欠けている」と冷ややかに見つめており、時に冷笑的(カウスティック)で現実主義的な語り口が特徴です。何も信じず、何も期待しないという、冷徹ながらもどこか哲学的な「猫の知恵」が随所に散りばめられています。
- 筆者
- Gérard Vincent
- 価格
- ページ数
- 244 P
- 発行年度
- 1992年
- 発行元
- Quai Voltaire
- サイズ
- ソフトカバー 22x13.5x2cm
























































