＜店長の感想＞いきなり表紙がミケランジェロの「天地創造」…。猫が主人公では荘厳さも何もあったものではありません。古代エジプト・ツタンカーメンの黄金のマスクから19世紀のルソーの自画像まで、西洋美術史を猫と一緒に眺めることができる楽しい本です。元ネタ（本来の絵）を横に置いて一緒に眺めると面白さがさらに増すと思います。個人的にはいちいち丁寧に尻尾が描きこまれているのがおかしくてたまりません。また、裸体の表現にシャム猫などの白っぽい猫が使われているのにもスーザン・ハーバートのこだわりを感じます。31枚の猫絵画をご堪能ください。