パリの児童書専門古書店で仕入れましたが、正直これが（ポーの名著だとしても）児童書としてこの店にあるのに目を疑いました。購入時に店主のおじさんから「いい趣味しているね」とニヤリとされ、変な日本人確定です。
「アモンティラードの樽」、「黒猫」、「アッシャー家の崩壊」と選りすぐりの怖いお話が３つ収録されていて、挿絵がこのうえなく不気味です。子供に見せたら多分泣き出します。（フランスでは何かの罰として見せられる本なのかもしれません。）大人の方には納涼のための一冊としてお読みいただきたいと思います。