アメリカで大人気を誇る、1978年から続いている新聞連載のマンガ。主人公のガーフィールドが飼い主のジョン、親友の犬・オーディーやナーマルと共に繰り広げるドタバタが描かれています。この本は豪華なオールカラーで、巻末に台詞の原文が付いていますので、翻訳と比べながら読むことができます。日本ではそこまで人気を博しませんでしたが、隠れた熱心なファンがいるマンガです。ガーフィールドは冒頭から相変わらず態度が悪く、怠惰なのですが、保健所に連れて行かれたオーディーを危機一髪のところで救い出すなど大活躍をします。作者のデイビスは「ガーフィールドの特徴は、彼が人間の弱さを表していることだ。それが本当の人間なら軽蔑されるだけだが、猫ならかえって可愛がられるだろう」と述べています。ずるくて、高慢で、乱暴。しかし実は友だち想い。ガーフィールドは漫画のコマをところせましと暴れまわりながら人間のさまざまな面を見せてくれる猫なのです。