ヒロは真っ白なおすの子猫です。一家が山の中から町へ引っ越す時に置き去りにされてしまいました。それからは山の動物たちと力を合わせてたくましく生きていきます。作者はこの本のことを「どんな時、どんな場合でもたくましく生きぬくこと」、「勇気は、自分だけのものではないこと」、「ふるさとの自然を忘れたくないこと」をうたい上げた詩である、と述べています。人間の身勝手さを感じる、ちょっと哀しいけど、動物たちの勇気に元気づけられる本です。