【売切】耳袋の怪
※初版帯なし。表紙に軽いスレ、汚れありますがおおむね美本です。
鳩を逃がして「残念なり」と物を言う猫、妖怪も逃げ出した稲生武太夫の豪傑ぶり、生前の恩を謝する幽霊、二十年を経て厠より帰ってきた夫―今も昔も、怖い話は噂になりやすい。巷の奇談を書き留めた『耳袋』には、怪異譚が数多く収録されている。『耳袋』の中から怪異譚を抽出し、わかりやすく現代語訳で収録した奇談・珍談満載の世間話集。
- 筆者
- 根岸鎮衛
- 価格
- ページ数
- 227 P
- 発行年度
- 2002年
- 発行元
- 角川書店
- サイズ
- 文庫本
店長の感想
猫にまつわる興味深いが、あまり有難くないお話(憑り付き系)がいくつかあります。しかし「其の四」に収められている「猫、ものを言う事」によると10年生きた猫はすべて言葉を話すそうです。我が家の猫はとうにその年を過ぎていますが、残念ながら私にはまだその言葉がわかっていないようです。