【売切】郵便局員ねこ
※1980年第2刷カバーなし。表紙にスレ、小口と見返しに若干ヤケあります。中にめくりシワとシミがある部分があるのでCランクにしましたが、読むのには全く差し支えありません。現在絶版の絵本です。
19世紀前半のロンドンはネズミが人々の生活に多大な被害を与えていました。酪農場で生まれた冒険心の強い猫、クレアはある日ミルク運搬車にもぐりこんでロンドンへやってきます。ロンドンの街をさまよい、いろいろな苦労の末クレアが王立郵便局で<女王陛下直属郵便局員ねこ>になるまでの物語です。ケイト・グリーナウェイ受賞。
- 筆者
- ゲイル・E・ヘイリー
- 価格
- ページ数
- 30 P
- 発行年度
- 1979年
- 発行元
- ほるぷ出版
- サイズ
- 大型本25.4 x 20.8 x 0.8 cm
店長の感想
ヴィクトリア時代の史実を元に作られたお話です。英国ではねこに対する支給を計上することが公認され、郵便局長は定期的に「ねこの能率簿」を作るようになっているそうです。今でも本当に郵便局にねこがいるかご存知の方、いらっしゃいますか? 個人的に主人公のクレアちゃんがぶら下げているという「「H.M.P.O.C(女王陛下直属郵便局員ねこ)」のメダルを一目見たいと熱望しています。ウィスキーキャットといい、海軍や警察に雇われている猫といい、英国は猫がよく働く国ですね。ロートレックの版画を思わせる洒落た挿絵もこの本の魅力の一つです。