【売切】犬が育てた猫
※初版帯なし。表紙にスレ、小さいシミ(何か液体が乾いたようなもの)、表紙折り返し部部に折れ跡あり。本体にも若干黄ばみありますが読むのには全く差し支えありません。
食卓の魚を盗んだのを「おまえともあろうものが」と咎めたら、ふっと姿を消した猫…。二度と戻ってこなかった愛猫への想いを語る表題作はじめ、日常生活、さまざまな嗜好、日記、多岐にわたる交遊、戦中体験、追悼、そして文学と、独自の濃密な文学空間を軽妙洒脱な文体で綴る、著者九冊目の随筆集。昭和62年の単行本を文庫化。
- 筆者
- 吉行淳之介
- 価格
- ページ数
- 250 P
- 発行年度
- 1989年
- 発行元
- 文藝春秋
- サイズ
- 文庫本
店長の感想
妹の吉行理恵さんも『小さな貴婦人』という猫エッセイを出していますので、やはり兄妹揃って猫好きなのだと思いました。カバーデザインはやはり猫好きな山城隆一さんの手によるもの。