【売切】歌川国芳猫づくし
※初版帯つき。新品同様の綺麗なお品です。
江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳。閉塞した社会状況を打破すべく、お上への批判や、滑稽な戯画、そして力強い武者絵を描き、同じ時代を生きた広重や国貞とは、また異なる持ち味で、多くの江戸っ子を魅了した稀代の浮世絵師が、一番愛した動物が猫でした。そして、国芳は、その人柄を慕い、浮世絵師以外にも、特に、三遊亭円朝、月岡芳年、河鍋暁斎といった、後世著名となる多彩な人物たちをはじめとして、大勢の弟子を抱えたことでも知られています。
本作は、NHKドラマ化された『妻はくの一』シリーズや、そして江戸の怪事件を解決する『耳袋秘帖』シリーズなどの時代小説で、好評を博す著者が、老境に差し掛かった国芳を主人公に据え、老若男女さまざまな一癖も二癖もある愉快な弟子たちと、身の回りに起きた「猫」にまつわる事件を解決する、愉快で、ほろりとくる謎解き時代小説です。
- 筆者
- 風野真知雄
- 価格
- ページ数
- 283 P
- 発行年度
- 2014年
- 発行元
- 文藝春秋
- サイズ
- 18.8 x 13 x 2.6 cm
店長の感想
実際の国芳ってこんな人だったのかなぁ、と想像できる楽しい本です。表紙カバーも(そのまた下の表紙も)可愛いですね。