【売切】猫の本棚
※2000年第2刷帯つき。裏見返しに薄い小さなブルーの紙片跡、帯の背に折れ跡があるほかは美本です。
猫の目で眺めてみれば-漱石宅のワガハイくん、黙阿弥宅のグルメな「くうちゃん」、生涯に500匹以上飼った大佛次郎、船のネズミ退治猫、広告御用達タレント猫、はたまた源氏物語は女三宮の罪作り猫まで有史以来のおつきあい。歴史・文学上のさまざまな猫と人のいる情景をのびやかに描く、図版も楽しい好エッセイ。
- 筆者
- 村松紀代子
- 価格
- ページ数
- 182 P
- 発行年度
- 2000年
- 発行元
- 岩波書店
- サイズ
- 18.8 x 13.2 x 1.8 cm
店長の感想
表紙から「ううむ」と唸らせる本です。八木道子さんのタピストリー「育む木」という作品らしいのですが、猫がなる木なんでしょうか? この本では国内外の猫の歴史や興味深いエピソードが紹介されています。有名な文学に登場する猫たちの紹介も面白く、猫と作家の関係を想像すると思わずにやにやしてしまいます。