【売切】どんな人生にも雨の日はある
※1991年第9刷。表紙に薄い汚れありますが中は綺麗な状態です。
原稿締切りとの地獄の格闘の数日間をくぐり抜け、デイパックにラケットと文庫本を詰め込んで人間のいない土地にでかける「彼女と僕のゲッタウェイ」。遠い日の酒と西部劇への憧れを爽やかに語る「マックィーン飲み」。神田生まれの著者が“田舎者”の街と化した故郷に怒って発する「東京地方区分宣言」など。軽快な遊び心に、ライフスタイルを頑固に曲げない気骨が光るエッセイ集。
- 筆者
- 景山民夫
- 価格
- ページ数
- 241 P
- 発行年度
- 1989年
- 発行元
- ブロンズ新社
- サイズ
- 18.6 x 13 x 2 cm
店長の感想
軽妙な語り口とユーモアが冴える景山民夫のエッセイ。私が最初に彼に出会ったのは数十年前の『ブルータス』誌上でしたが、なんと文章の上手い人かと驚いたものです。猫に限らずあらゆる動物を愛していた著者、早すぎた死が惜しまれます。口絵の写真が印象的だと思っていたら岩合光昭さんのものがありました。