【売切】ヴァイオリンをひくネコ
※初版。見返しや小口ににシミあり。裏表紙上部に3cmくらいカバーの破れ、背にヤケあります。中身はフチ周りがうっすら変色しているほかは綺麗です。
路地うらにすむのらネコのノラ。ヴァイオリンの音にこころひかれ、そこをはなれない。ヴァイオリンのすきなノラにある日のこと、幸運がめぐってくる。―じぶんのため、したしい人のため、ヴァイオリンをひくことが、いちばんのしあわせだと、こころからおもう、ヴァイオリンのすきなネコのお話。
- 筆者
- 小沢良吉
- 価格
- ページ数
- 32 P
- 発行年度
- 1997年
- 発行元
- 岩崎書店
- サイズ
- 24.2 x 21.2 x 1 cm
店長の感想
猫を優美に色っぽく描くことでは右に出るものがいない(と私が勝手に思っているの)小沢良吉さんの絵本です。走り書きのような線、単純でいて確かに猫の骨格をとらえた画には毎回うっとりさせられます。猫が自分の名誉のためではなく、ただ純粋にヴァイオリンが好きで、少女と仲間に聞いてもらいたい、という終わり方にはほっとさせられました。