【売切】猫はしる
※初版帯付き。背にヤケ、表紙カバーに若干スレありますが中は美本です。
2018年にミュージカルにもなった工藤直子さんの名作絵本。のろまで他のきょうだいからバカにされていた仔猫のラン。彼にたった一人で来た友達は池の魚でした。しかし残酷な運命が二人を待ち構えています。ランが選んだ道とは…。
せつなくて、しかし生に対する希望を教えてくれる一冊です。和田光正さんの美しい絵がいっそう情緒を添えています。
「いのちが、もし、光る束のようにみえるなら、それは、ほたるのように、光る息をしていると思う。出会いと別れを、吸ったりはいたりしていると思う。そしてそれは、もこうのほうからやってきて、あちらのほうへと、ひかりひかり通りすぎるのではないかと思う。出会いと別れをくりかえしながら、なにかに近づいていくようだ。―あれは何なのだろう、あの、顕れていくものは、何だったのだろう―と思いながら、少しづつ少しづつ近づいていく。」本書前書きより
- 筆者
- 作/工藤直子 絵/和田光正
- 価格
- 発行年度
- 1980年
- 発行元
- たざわ書店
- サイズ
- 25 x 23.2 x 1.2 cm