【売切】茗荷谷の猫
※初版帯なし。表紙に微スレありますが、全体的に美本です。
『漂砂のうたう』で直木賞受賞の気鋭が放つ連作幻想譚。
茗荷谷の一軒家で絵を描きあぐねる文枝。庭の物置には猫の親子が棲みついた。摩訶 不思議な表題作はじめ、染井吉野を造った植木職人の悲話「染井の桜」、世にも稀なる効能を持つ黒焼を生み出さんとする若 者の呻吟「黒焼道話」など、幕末から昭和にかけ、各々の生を燃焼させた名もなき人々の痕跡を掬う名篇9作。
- 筆者
- 木内昇
- 価格
- ページ数
- 272 P
- 発行年度
- 2011年
- 発行元
- 文藝春秋
- サイズ
- 文庫