【売切】銀河鉄道の夜
※2003年31刷。表紙に軽いスレ、中身に経年に伴う軽いヤケが端にありますが、おおむね美本で読むのには全く差し支えありません。
貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。
- 筆者
- 宮沢賢治
- 価格
- ページ数
- 357 P
- 発行年度
- 1989年
- 発行元
- 新潮社
- サイズ
- 文庫本
店長の感想
猫が登場する「猫の事務所」と「セロ弾きのゴーシュ」が収蔵されています。しかしどう見ても可哀想な猫の描写でしかなく、宮沢賢治は猫嫌いなのではないかと思ってしまいます。竈(かま)の中で寝るので「竈猫」という名がつけられた猫に、みなさん私は同情します。