【売切】民子
※帯なし。表紙はややスレやフチヨレありますが、中身は綺麗です。
売れない作家の唯一の読者は、飼い猫の「民子」だった。ようやく原稿が売れ始めた頃、彼女は行方知れずになってしまう。作家が長編小説の仕上げにかかっていた寒い夜、民子はぼろぼろになって戻ってきた。ただひと言、作家に「おめでとう」というために―。浅田次郎自身の実話に基づき描かれた、映画のように切なくあたたかいフォト・ストーリーブック。
- 筆者
- 浅田次郎
- 価格
- ページ数
- 59 P
- 発行年度
- 2001年
- 発行元
- 角川書店
- サイズ
- 単行本19.8 x 17.8 x 1.2 cm
店長の感想
涙警報出ています。とても原稿用紙1枚に書かれた物語とは思えない完成度の高さ。もとはCMのために作られたお話で、当時繰り返しテレビで流れていました。(参考http://www.youtube.com/watch?v=UDXMnRkYols)私はマルハの回し者ではありませんが、本当に素晴らしい企画だったと思います。ゆえにこの本が現在絶版とは許しがたいことです。「民子」はもともと原作が3つありましたが、その中の1つのみがCMになりました。その他の2つのお話もこの本で読むことができます。