【売切】猫の目に時間を読む
※初版帯つき。カバー縁にヨレ、スレ、汚れ、帯に汚れと僅かな破れありますが、中は美本です。(現在絶版)
シンデレラは本当はガラスの靴ではなくてリスの皮の靴を履いていた?! 古い俳句や随筆に登場する不思議な虫、茶立虫は実在するのか?! ボードレールは『パリの憂愁』で「中国人は猫の目に時間を読みとる」と書いたが、実際に中国人も、そして江戸の人々も猫を時計代わりに使っていたらしい……エッセイスト・クラブ賞作家が、書物味読の中から生まれた思いがけない発見を、心にしみる名文で綴る極上の読書随筆。(編集者の言葉から引用)
- 筆者
- 鶴ケ谷真一
- 価格
- ページ数
- 191 P
- 発行年度
- 2001年
- 発行元
- 白水社
- サイズ
- 単行本19 x 13.4 x 2.4 cm
店長の感想
あとがきに「古くから猫は本の守り神であった」という一文があり、当店の存在を肯定されたような気がして大変嬉しく思いました。ボードレールの有名な散文詩から紡ぎだされる端正で美しい文章。猫の章だけでなく、他の知性溢れるエッセイもゆっくりと味わってお読みいただきたい一冊です。