【売切】避暑地の猫
※1994年第25刷。表紙に若干スレ、ページ周りにヤケありますが読むのには全く支障ありません。
清澄な軽井沢の一隅に、背徳の地下室はあった。そこでは全ての聖なる秩序は爛れ去り、人間の魂の奥底に潜む、不気味な美しさを湛えた悪魔が、甘い囁きを交わすのだ。尊敬する父も、美しい母も、愛する姉も、そして主人公の少年も、そこでは妖しい光を放つ猫となる。だが、この作品で猫とは何か―?
- 筆者
- 宮本輝
- 価格
- ページ数
- 243 P
- 発行年度
- 1988年
- 発行元
- 講談社
- サイズ
- 文庫本
店長の感想
この物語の中では猫は主人公ではありませんが、なんのメタファーなのかを考えさせられます。しかし陰惨な物語です。