【売切】ネコのミヌース
※2000年初版帯なし。表紙に少々縁ヨレとスレありますが、全体的に美本です。
若い新聞記者のティベは、とても恥ずかしがりやで、知らない人に話を聞くことができません。「ちゃんとしたニュース記事を書かないとクビだ!」としかられて、しょげていた日のこと、ティベは、ミヌースという名前の不思議な若い女の人に出会いました。ミヌースは、「わたし、今までネコだったんです」と言うのですが、ティベには信じられません。でもたしかにミヌースは、しぐさがネコにそっくりだし、何より、ネコのことばがしゃべれたのです。ミヌースが、泊めてもらったお礼にと、ティベの記事のために町じゅうのネコたちから聞いてきたくれたニュースは、どれもほんとうでした。ティベの仕事は、「ネコのニュースサービス」のおかげで、うまく行くようになりました。そんなある日、野良ネコ・ノラの子ネコたちが、行方不明になり…?「オランダの子どもの本の女王」と称えられる、アンデルセン賞受賞作家シュミットの代表作。「ネコのミヌース」は、オランダで銀の石筆賞を受賞、世界の十カ国以上で翻訳出版されている人気作品です。
- 筆者
- 作/アニー・M・G・シュミット 絵/カール・ホランダー
- 価格
- ページ数
- 245 P
- 発行年度
- 2000年
- 発行元
- 徳間書店
- サイズ
- 18.4 x 13 x 2 cm
店長の感想
映画にもなった作品で、猫が人間になったら…という楽しいおとぎ話です。しかしおとぎ話だけに終わらないシリアスな展開もあり、起伏に富んだ大人も楽しめる本だと思います。猫の描写が大変こまやかなことから作者も猫好きであったであろうことがうかがえます。