【売切】ザ・ウイスキー・キャット―C.W.ニコルの世界
※初版帯つき。表紙にスレ、背に軽いヤケ、裏表紙に若干汚れがありますが全体的に綺麗です。現在絶版のあまり出回らない貴重な本です。
これは酒飲みのための童話である。単純で、新鮮で、意表をつき、みずみずしくて、手厚い物語である。酒ぎらいのネコが昼も夜も眼を光らせてスコッチの樽を守るというこの物語には鋭い観察眼とほのぼのしたユーモアがある。スコットランドの酒蔵を守る、愛すべき番猫たちへ捧げるレクイエム。
- 筆者
- C.W.ニコル
- 価格
- ページ数
- 130 P
- 発行年度
- 2002年
- 発行元
- 河出書房新社
- サイズ
- ソフトカバー18.8 x 12.8 x 1 cm
店長の感想
1984年講談社から出たものの改版です。第一章のタイトル「ウィスキー酒蔵のねこのギルド」からしていい感じですね。 これはスコットランドの「命の水」を守る健気?なウィスキーキャットの物語。かの地の老舗の蒸留所には必ず猫たちがいてネズミ退治をしているそうで、一度は訪ねてみたいと思っています。雌のアザー・キャットはきっと世界一ネズミを捕えギネスブックに載ったグレンタレット醸造所の「タウザー」(画像参照)がモデルになっているに違いありません。このような猫たちは日本の酒造元にも飼われていそうですが、あまり話を聞いたことがないのが残念です。