【売切】ねこに未来はない
※1977年第6版帯なし。表紙はこの写真より前のバージョンになります。表紙にスレ、汚れ、中身の数ページにシミがありますが、読むには全く差し支えありません。
かわいいねこたちが、ある日突然、姿を消した! きびしい現実のなかで未来を奪われたねこたちに寄せた、さわやかなユーモアとあふれるウィット。ねこ好きの奥さんとぼく、二人の間にうずくまり、あくびをし、歩きまわり、そして去っていったねこ、ねこ…。ねこをめぐる人間の生の歓び、心の苦さを曇りのない眼でとらえて、話題をよんだ珠玉の物語エッセー。
- 筆者
- 長田弘
- 価格
- ページ数
- 198 P
- 発行年度
- 1975年
- 発行元
- 角川書店
- サイズ
- 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
店長の感想
つい先日亡くなった詩人の長田弘さん。猫好きの奥さんと結婚する前は大の猫嫌いで、全日本反猫同盟を作ろうと考えていたそうです。そんな人をこんな猫好きにするなんて、やはり猫は偉大ですね。彼の「きみはねこの友だちですか?」という詩には心打たれます。ところで、タイトルの「ねこに未来はない」というのは奥さんの言葉ですが、その理由を知ってびっくりしました。カバー、挿絵は長新太さん。いい味出しています。