【売切】月にとんだ猫
※初版表紙カバー付。表紙にややスレと縁ヨレありますが、全体的に美本です。
さふさした真っ白い毛なみ。リスのように太くて長いしっぽ。つんとそりかえった細めの鼻。ぼくのヒメは最高の猫だ。ヒメがそばにいてくれるだけで、ぼくは1日うきうきしてしまう。いなくなった猫を思う少年の心を描く。
- 筆者
- 森津和嘉子
- 価格
- ページ数
- 32 P
- 発行年度
- 1996年
- 発行元
- 文渓堂
- サイズ
- 大型本 28.8 x 21.4 x 1.2 cm
店長の感想
失った猫を美しい思い出にして成長する男の子のお話。作者は今まで100匹以上の猫たちと暮らしたそうで、きっと沢山の嬉しい出会いと辛い別れを経験してきたのでしょう。「悲しみを知ることは、人が成長していく上で大切なこと」だと述べています。東京芸術大学油画科で学び小磯良平に師事したという経歴を持つ絵本画家の美しい色彩が広がる絵本です。個人的には表紙の翼を持つ猫の絵にたいへん惹かれています。