【売切】ノラや
※初版。1997年の改訂前の旧版です。表紙のスレ、経年に伴う小口や本体全体にヤケありますが読むのには全く差し支えありません。
ふとした縁で家で育てながら、ある日庭の繁みから消えてしまった野良猫のノラ。ついで居つきながらも病死した迷い猫のクルツ―愛猫さがしに英文広告まで作り、「ノラやお前はどこへ行ってしまったのか」と涙堰きあえず、垂死の猫に毎日来診を乞い、一喜一憂する老百閒先生の、あわれにもおかしく、情愛と機知とに満たち愉快な連作14篇。
- 筆者
- 内田百閒
- 価格
- ページ数
- 259 P
- 発行年度
- 1980年
- 発行元
- 中央公論社
- サイズ
- 文庫本
店長の感想
これを読んで一度でも猫を飼った人で泣かぬ者はいないといわれる究極の猫本。猫好きでこの本を知らない方はいらっしゃらないと思いますので、決定的工作本として猫嫌いのお友達にプレゼントしましょう。(解説/平山三郎・表紙絵/斎藤清)