【売切】クロワッサン別冊 猫の本
※表紙にややヤケ、シミあり。中身もヤケがありますが読むには全く問題ありません。
田中祥太郎、白石冬美、馬場のぼる、尾辻克彦、熊井明子、朝倉摂、松谷みよ子、竹宮惠子など無類の猫好き作家・漫画家たちが文章を寄せていますが、圧巻は向田邦子さんの猫エッセイ完全収録でしょう。現在のクロワッサン猫特集と違って写真より文章が多く、読み応えのある内容となっています。ちょっと一昔前のものになりますが、猫の文献を沢山紹介しているのも嬉しいですね。最もびっくりしたのが山城隆一さんがエッセイで書いていた「週刊平凡」の創刊記念に100匹の子猫をプレゼントした企画に当選した人々とその飼猫たちの顛末がレポートされているということです。どんな名前を付けたのか、引き取り先での暮らしなどが調査されています。結構外に出して飼っている家庭が多く、やはり時代を反映しているなぁと思いました。あれから30数年。猫とその家族はどうなったのか興味があります。
- 価格
- ページ数
- 182 P
- 発行年度
- 1984年
- 発行元
- マガジンハウス
- サイズ
- 26.0×21.0×1.0cm