【売切】猫の船旅物語
※初版帯なし。表紙にシミ、背表紙にヤケありますが、中は美本です。
「先生、ジェンドゥブリ」と勢いのいい早口の学生言葉がとびこむのが常の工藤家に、いつもと少々様子のちがうポーランド語の電話がかかってきた。急の転任で帰国を余儀なくされているポーランド人の商務官からだった。猫をもらってくれという。ひょんなことから家族の一員になった黒い仔猫―この物語は、東京―ワルシャワ47日間と66日間の2回の長い船旅(片道は飛行機)をした黒猫コロの話です。『ワルシャワ猫物語』の著者が愛をこめて“猫と船とポーランド”を語る感動の力作!日本ノンフィクション賞受賞第一作。
- 筆者
- 工藤久代
- 価格
- ページ数
- 315 P
- 発行年度
- 1986年
- 発行元
- 角川書店
- サイズ
- 18.6 x 12.8 x 2 cm
店長の感想
『ワルシャワ猫物語』の作者が日本に帰国してからポーランド人から譲ってもらった子猫のコロ。その猫を連れて船旅にでかけるという少々驚くような内容です。しかしもともと船にはネズミ除けとして昔から猫を同乗させていましたし、そう驚くことではないのかもしれません。装丁の「猫船員」の絵は佐野洋子さん。