【売切】ひとりぼっちのねこ
※初版帯なし。表紙に軽い汚れありますが、全体的に美本です。
秋、まだ子どもの白ねこが、ひとりぼっちになってしまいました。「新しい家をさがしに行こう…」と森を歩きだした白ねこ。でも、出あったねこも、犬も、人も、やさしくしてくれません。「いったいどこへ行ったらいいの…?」夏のあいだ別荘でくらしていた家族に、捨てられてしまったねこ。その居場所をさがす旅を、詩的につづった心に残る物語。著者自身による、愛情あふれる表情ゆたかなさし絵が、ふんだんに入っています。
- 筆者
- ロザリンド・ウェルチャー
- 価格
- ページ数
- 110 P
- 発行年度
- 2006年
- 発行元
- 徳間書店
- サイズ
- 21.2 x 15.4 x 1.8 cm
店長の感想
この本は実際に著者のもとにやって来たやせ細ったノラ猫を保護した時に、彼女の今までの状況を想像して作った、半分実話のお話です。可愛いからと身勝手に可愛がり、簡単に捨ててしまうという人間への怒りを込めた内容になっています。残念ながら今でもこのようなことはよくあることですが、著者のように心ある方が1匹でも多くの動物たちの命を救っているという事も事実です。「安易に生き物を飼わないで、もし飼ったなら大事にして」と猫の口を借りて私たちに語りかけているかのようです。