【売切】嵐をしずめたネコの歌
※新品定価販売のお品です
むかし、イギリスの海ぞいの小さな村に、モーザーというネコが、年とった漁師のトムといっしょに幸せにくらしていました。ところがある年の冬、はげしい嵐がやってきて、村の漁師たちは、海へ出ることができなくなりました。「嵐の大ネコ」があばれているのです。でも、大ネコのすがたが見えるのは、モーザーだけ…。とうとう、村には食べるものがなくなってしまい…? 英国の伝説をもとにした、勇気あるネコと漁師の心あたたまる物語。
- 筆者
- 作/ アントニア ・バーバー、絵/ニコラ・ペイリー
- 価格
- ページ数
- 62 P
- 発行年度
- 2019年
- 発行元
- 徳間書店
- サイズ
- A5変形判
店長の感想
精密な絵が人気のベイリーさん。当店も彼の『パッチワークだいすきねこ』の大ファンでした。(この本の主人公モーザーもパッチワークの布団が好きなようです)イギリスのコーンウォール地方に伝わる昔話しから作られた、優しいおじいさんと勇気あるねこの心温まる物語です。
実際の話としては500年ほど前、トム・バウコックという漁師が危険を顧みず悪天候の中漁に出て、イワシやニシンなど7種類の魚を大量に持ち帰ったことが伝わっています。その地元であるマウスホールでは彼が持ち帰ったイワシやニシンなどの魚を入れて巨大なパイを焼き上げ、住民に振舞ったということが伝わっています。そのパイは「スターゲイジー・パイ」という英国の伝統料理なのですが、見た目がちょっと衝撃的なので興味のある方は調べてみてください。