【売切】捨てられるのを待っていた
※初版帯付き。新品定価販売のお品です
捨て猫を拾って困っている小学生の女の子と出会った私は、仔猫を引き受け、動物病院へ連れて行った。顔は目やにでぐちゃぐちゃだったが、模様は黒っぽい縞で、とてもきれいな仔だった。たとえ家で飼えなくても、すぐに里親は見つかるだろうと思った。しかし、その考えは甘かった…。捨て猫「たく」が家族の一員になるまでの顛末を愛情溢れるタッチで描いたお話。
全編に添えられた、生き生きと愛らしい猫のイラストにまず心惹かれる本。全2部構成で、前半は街角に捨てられた子猫が著者に拾われ、家族の一員となるまでを、愛情あふれるタッチで描いた「ぼくが『たく』になったわけ」。後半は、この小さな命にかせられた重荷が明らかにされ、主人公が猫とともに生きていくことを決意する標題作。イラスト、物語、ペットにまつわる問題提起とさまざまな魅力がつまった猫好きにはたまらない一冊。著者は猫好きの現役ナース。
- 筆者
- きよもと ゆき
- 価格
- ページ数
- 30 P
- 発行年度
- 2005年
- 発行元
- 文芸社
- サイズ
- A5判
店長の感想
捨てられて、弱り切って消えかかった命をこんなに大事にする人がいる一方で、なぜ虐待したり気軽に動物を捨てたりする人がいるのか、私には理解できません。