【売切】だれが子猫を切り抜いた?
※初版ビニールカバーなし。表紙にスレ、押しキズ、角にわずかにアタリがあります。見返しと中身のページにめくり皺が少々ありますが、通読には全く問題ありません。
僕の妻ドンナがある日切り抜かれていなくなってしまった…。その後もいろいろなものが切り抜かれていきいろんな人が捜査に乗り出すがさっぱり解決しない。きっと切り抜かれた人たちばかりの町があり、そこで皆が一緒に暮らしているのだろう。僕は「地上は、ただの思い出にすぎない」という言葉を思い出し、この世を捨ててその切り抜かれた余白の町に妻を探しに出かけてゆく。
- 筆者
- 作/寺山修二 絵/落田洋子
- 価格
- ページ数
- 20 P
- 発行年度
- 1979年
- 発行元
- エムオン・エンタテインメント
- サイズ
- 24.4 x 20.4 x 1 cm
店長の感想
いかにも寺山修二らしいナンセンスな内容ですが、中に含蓄のあるお言葉がいくつも散りばめられています。内容からいうと特に猫の本ではないように思えるのですが、落田洋子さんのこれまた幻想的な挿画の中に猫が何匹も登場しています。現在絶版の非常に貴重な本です。