【売切】そらのゆうびんやさん
下界を旅立ったひとが憩う「そらのきっさてん」にやってきたのは郵便屋さん。下界と空とを行き来して、大切なお届け物を運びます。歌がふきこまれた貝殻、首輪についていた思い出のプレート…。どれもに想いがこもっています。
<編集者からのコメント>
「そらのゆうびんやさん」が運ぶのは、下界と空とをつなぐもの。たいせつなひとの旅立ちは、時にプツンと縁の糸を切られてしまったような心持ちにさせます。けれど、いっしょに生きていた時間は過去に変わってしまうのではなく、今にしっかとつながっていることが、郵便を受け取ったひとたちの表情で伝わってきます。具体的な感覚が薄れていったとしても、それは、やわらかく、そのひとの一部になっていった証なのかもしれません。
- 筆者
- くまくら珠美
- 価格
- ページ数
- 32 P
- 発行年度
- 2022年
- 発行元
- 理論社
- サイズ
- 24.8×21.6 x 0.8 cm