【売切】ねこのおもちゃ絵: 国芳一門の猫絵図鑑
※初版帯つき。新品定価販売のお品です。
「おもちゃ絵」とは、幕末から明治中期にかけて作られた、子ども向きの浮世絵のことです。読み物や漫画、図鑑的な情報をはじめ、切ったり組み立てたりして遊ぶものや、双六、着せ替え人形などもあり、玩具として大きな位置を占めていました。そのなかでも人気が高く、現在でもファンが多いのが猫の絵です。猫好きでも知られる奇想の浮世絵師・歌川国芳の弟子たちを中心に、数多く描かれました。宴会猫、働き猫、曲芸猫、温泉猫、勉強猫…など、擬人化された猫のオンパレード! また、猫の姿を通して、当時の子どもの遊び、人気のあった職業、さらには流入してきた西洋文化によって変化しつつある風俗の様子が分かります。「ねこビル」「ねこライフ」「ねこストリート」「ねこレジャー」「ねこシアター」「ねこvsネズミ」といった章立てで、まるで猫の町を覗いているような、楽しさいっぱいのビジュアル本です。猫おもちゃ絵のルーツともいえる、国芳の作品も多数収録!
- 筆者
- 長井裕子
- 価格
- ページ数
- 127 P
- 発行年度
- 2015年
- 発行元
- 小学館
- サイズ
- ソフトカバー 21.2 x 14.8 x 1 cm
店長の感想
国芳関連の猫本、最新刊です。昨今猫ブームと言われますが、そもそも江戸時代(約170年前)、国芳から猫ブームが始まったのだと私は思います。なので、国芳たちからすると「何をいまさら言ってやがるんだぃ?」的なものかもしれませんね。国芳一門が腕を振るったおもちゃ絵が炸裂する楽しい1冊。この季節にぴったりの賑やかな猫たちの大行進をぜひご覧ください。個人的に私が国芳以外で好きなのは「ねこの爪とぎ」です。バリバリバリ・・・。あ~。