【売切】猫はしっぽでしゃべる
※新品定価販売のお品です
熊本の〈小さくて不便な本屋〉橙書店。店には日夜、地元の常連客をはじめ、全国の本好きたち、人気作家や編集者らが集まるという。看板猫とともに日々店に立ち、人と人、人と本とをつないできた店主による本と猫と記憶にまつわる初めてのエッセイ集。
- 筆者
- 田尻 久子
- 価格
- ページ数
- 192 P
- 発行年度
- 2018年
- 発行元
- ナナロク社
- サイズ
- 19.6 x 13.4 x 1.6 cm
店長の感想
熊本市で「橙書店」を営む田尻久子さんのエッセイ。表紙の坂本千明さんの猫の絵は、店長の「しらたま」さんでしょうか? 店名と同じオレンジの帯が素敵です。付録「橙書店・田尻久子さんに寄せて」という小冊子は伊藤比呂美、川内倫子、坂口恭平、渡辺京二さんが文章を寄せた、薄いけど豪華なものです。
「人間も、しっぽがあれがいいのにとたまに思う。しっぽでしゃべることが出来れば、もしかしたら、言葉を使うより意思の疎通が楽かもしれない」という文中の言葉に深く頷きました。橙書店は2016年の熊本の地震で被災し、現在場所を移して営業中です。
作家紹介
〈田尻久子〉
田尻久子(たじりひさこ)
1969年熊本県生まれ。熊本県在住。橙書店・オレンジ店主。『アルテリ』責任編集者。会社勤めを経て、2001年喫茶店orangeを、2008年橙書店を開店。2016年熊本発の文芸誌『アルテリ』を創刊。2017年第39回サントリー地域文化賞受賞。