【売切】文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学
※新品定価販売のお品です
文豪たちは、犬や猫に何を語りかけたのか? 犬派の文芸評論家・宮崎智之と、猫派の文筆家・山本莉会による往復書簡形式で、日本文学の名作と12人の作家たちの素顔を読み解く一冊。 夏目漱石、谷崎潤一郎、幸田文、二葉亭四迷……。 犬や猫への「偏愛」を通じて見えてくるのは、彼らの人間性と創作の根源。作品、書簡、証言を手がかりに綴られる批評は、愛らしさを超えて文学の本質に迫ります。 文学愛と動物愛に満ちた「新しい日本文学入門」。 愛犬家・愛猫家はもちろん、文学ファンにも新たな発見を届けます。
<目次>
1 夏目漱石+犬 「猫」ではない大文豪の真実
2 内田百閒+猫 ノラ帰らず、涙目の日々
3 志賀直哉+犬 「駄犬」呼ばわりしていたのに
4 谷崎潤一郎+猫 私は思い通りに使われたい
5 川端康成+犬 涙をぽろぽろ流して泣く犬もいた
6 森茉莉+猫 コカ・コーラの瓶の目から見た人間界
7 幸田文+犬 動物のからだで一番かわいいところ
8 室生犀星+猫 人はいかにして猫に目覚めるか
9 坂口安吾+犬「堕落論」と犬
10 三島由紀夫+猫 天才が愛した美の獣
11 遠藤周作+犬 「合わない洋服」を着こなすために
12 二葉亭四迷+猫 人畜の差別を撥無して
- 筆者
- 宮崎 智之・山本 莉会
- 価格
- ページ数
- 164 P
- 発行年度
- 2025年
- 発行元
- アプレミディ
- サイズ
- A5判ソフトカバー 18.8 x 12.8 x 1.1 cm