【売切】猫になった山猫
※初版帯つき表紙・帯にやや汚れとスレありますが全体的に美本です。
山猫が猫になっていった道筋と現在までの歴史、日本猫の純血保存運動、あまり人の目にふれることのない猫の生活、誇り高い砂漠の孤独なハンター・リビア山猫の子孫たちの生活を実例をあげながら描く。
<関連図書>平岩米吉『猫の歴史と奇話』
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- 筆者
- 平岩由伎子
- 価格
- ページ数
- 219 P
- 発行年度
- 2002年
- 発行元
- 築地書館
- サイズ
- 単行本19 x 13.2 x 1.8 cm
店長の感想
苗字を見たらお分かりの方もおいでかもしれません。あの有名な猫研究書『猫の歴史と奇話』を著した平岩米吉氏のお嬢さんで、犬・猫・狐・タヌキ・ハイエナ・山猫などに囲まれて育ち、父の遺志を継いで平岩犬科生態研究所、動物文学会を主宰。洋猫との混血化が進み、絶滅に瀕した日本猫の保存運動に力を尽くしている方です。本書は「猫の歴史」や「山猫」「混血」「日本猫の保存運動・繁殖」に加え、父がなしえなかった「猫たちの生活」に焦点をあてて書かれれています。父の研究の重みに圧倒されつつも、さらにそれを展開させていった著者の努力に敬服します。ひとつだけ謎なのは猫のお話なのに、なぜ表紙が子豚の写真?ということです。