豪華な面々が猫について語った、文学や芸術と猫の関係をさぐることができる一冊です。本と美術好きの方にお勧め！
１　美しい猫－三島由紀夫 　（１　猫と生活 　２　猫殺し 　３　猫のファルス 　４　猫の美 　５　猫とマゾヒズム）　
２　気高い猫－谷崎潤一郎 　（１　飼猫 　２　猫のような女 　３　リリーという「彼女」）
３　陰気な猫－江戸川乱歩 　（１　陰獣 　２　死体を好む猫 　３　人間豹）
４　賢い猫－赤川次郎 　（１　先駆者としての黒猫 　２　三毛猫ホームズ 　３　シャーロック・ホームズは犬か猫か ）
５　残酷な猫－カルメン、ナナ、マゾッホのヴィーナス （１　邪悪の化身 　２　娼婦性 　３　毛皮のヴィーナス）
６　神秘的な猫－ワイルド 　（１　エジプトの老猫 　２　オリエンタリズムの魅力 　３　アルフレッド卿とスフィンクス 　４　社交界のスフィンクスたち）
７　エロティックな猫－藤田嗣治、フィニー、コレット 　（１　フジタの女 　２　レオノール・フィニー 　３　コレット ）
８　とぼけた猫－夏目漱石からキャスパーまで 　（１　先生と猫 　２　猫の漫画 　３　イギリス文学の猫 　４　黒猫の逆用 ）
９　キャットピープル－文学・映画・ファッション 　（１　牝豹 　２　キャットピープル 　３　豹斑模様 ）