【売切】【サイン入り】ねこの国(3色)
※2022年第3版。新品定価販売のお品です。1冊1冊手作りのため、和紙の猫の大きさが微妙に違います。
ねこと暮らすと、その魅力のあまり猫中毒になります。
ねこを看取ると、猫の国なるものが存在すると信じるようになります。
ちょっとこじらせ気味ではあるものの、しごくまっとうにねことのくらしを描きました。
ねこ愛だだもれのしかけ、気がついていただけますように。
<あとがきより>
かきいだき、頬をよせてしまう。
ふんふん、と匂いをかいでしまう。
顔をうずめてしまう。
しっとりとあたたかく、やわらかくうけいれる(時には制裁をうける)。
私は蚤のうまれかわりかもしれない、と思う。
でも今はヒトなので、ごろろと鳴るお腹の音や、ぬくもりにほっとし、
腕の中のこの小さな生き物を全力で守りたい、と思う。
- 筆者
- にしむらあきこ
- 価格
- ページ数
- 17 P
- 発行年度
- 2018年
- 発行元
- にしむらあきこ
- サイズ
- 20x14.5cm 糸綴じ製本
ページをめくるたびに美しい色彩がこぼれるような本。折句(おりく)構成で、つなげていくとある言葉になります。(それは読んでのお楽しみ)
この本自体は印刷物ですが、原画は和紙の原料を染め分け描くように漉いているそうです。和紙の柔らかいテクスチャーが、ことばと形や色彩と響き合って、静かで美しいハーモニーを奏でているように感じました。
小さくて薄い本ですが、和紙作品を眺めているようです。
表紙の色はベージュ、青、紫の3色あり、それぞれに猫モチーフの手漉き和紙が縫い付けられています。
また、上からトレーシングペーパーを掛けることによって、奥行きのある柔らかいニュアンスの表紙になっています。
お好みの色の表紙をお選び下さい。
奥付にはナンバリングとサインが入っています。
また作家のことばを記した美しいことばのしおりも付いています。
作家紹介
〈にしむらあきこ〉
和紙造形作家。1974年 京都府生まれ
千葉県市川市育ち
東京都東村山市在住
文化女子大学工芸デザインコース卒業後、世田谷和紙造形大学にて和紙造形を学ぶ
今立現代美術紙展大賞受賞
2019年 東村山市の文化複合施設「百才ももとせ」内に「アトリエ紙と青」を構える
主な仕事は宿泊施設・福祉施設等のコミッションワーク、和紙造形のワークショップ、個展、企画展参加など